
日時:11/14(日) 13時開映 12:30開場
会場:木下惠介記念館
ゲスト:戴周杰(TAI Shuki/木下惠介記念館スタッフ)
料金:前売り・予約1,800円
当日:一般2,000円/学生1,500円
チケット取扱店:シネマイーラ・フェイヴァリットブックスL
チケット予約:mail@hamamatsu-eigasai.com
【作品情報】
『象は静かに座っている』
監督・脚本・編集:フー・ボー 出演:チャン・ユー、ポン・ユーチャン、ワン・ユーウェン、リー・ツォンシー 撮影:ファン・チャオ 録音:バイ・ルイチョウ 音楽:ホァ・ルン 美術:シェ・リージャ サウンドデザイン:ロウ・クン 2018年/中国/原題:大象席地而坐/英題:An Elephant Sitting Still/カラー/234分
配給:ビターズ・エンド Twitter:@HUBOandELEPHANT
【イントロダクション】
デビュー作にして遺作。輝きを放ち続ける、生涯ただ一つの映画。
ベルリンを皮切りに世界を圧倒し続ける魂の234分‼
新人監督が、世界を驚愕させた。『象は静かに座っている』のフー・ボー監督だ。ベルリン映画祭でのプレミア上映直後から有力紙がこぞって絶賛。その熱狂は、最優秀新人監督賞のみならず国際批評家連盟賞のW受賞という新人監督としては異例の栄冠に輝いた。
ハンガリーの鬼才タル・ベーラを師と仰ぐフー・ボーは、登場人物たちが発する自然な感情の発露を逃さないために、自然光での撮影、挑戦的な長回し、登場人物の立ち位置、カメラアングルの細部にまでこだわり抜き、234分に及ぶ大作を作り上げた。そして本作の完成直後、29歳の若さでこの世を去ってしまった。その次作を目にすることのできぬ哀しみに、若き才能の死を惜しむ声が絶えない。『象は静かに座っている』はフー・ボーの234分の魂の叫び――彼が亡き後、今なお世界中の人々を虜にし続けている。
【ストーリー】
行き場のない悲しみを抱えた孤独な“4人の運命”が交差する――
どん底から希望を目指すある1日の物語
時代の流れとともに炭鉱業が廃れた中国の小さな田舎町。少年ブーは友達をかばい、不良の同級生をあやまって階段から突き落としてしまう。不良の兄は町で幅を利かせているチェンだった。チェン達に追われ町を出ようとするブーは、友達のリン、近所の老人ジンをも巻き込んでいく。親友を自殺に追い込んでしまい自責の念にかられているチェン、家に居場所がなく教師と関係を持つことで拠り所をみつけるリン、娘夫婦に邪険にされながらも老人ホーム行きを拒むジン。それぞれに事情を抱えながらも、遠く2300km先の果て満州里にいる、一日中ただ座り続けているという奇妙な象の存在にわずかな希望を抱き4人は歩き出す――。
【ゲスト】
戴周杰
(TAI Shuki/木下惠介記念館スタッフ)
1993年中国湖南省生まれ。2015年北京電影学院広告監督専攻卒業後、来日。2018年東京藝術大学映像研究科映画専攻修了。2020年より木下惠介記念館、鴨江アートセンターに勤務。「映像制作」と「キュレーション」というキーワードを設定し、作家とキュレーターという立場を往復しながら、作品制作と映像文化施設の運営について研究を続けている。
